4.1 台湾式ルールの特長 |
---|
前章の最後に、中国式I及びIIルールは論理的にも最も簡明であり、しかも論理的に完全であるけれども、偶数ダメの際の手入れの問題(偶数ダメが残っているとき、味の悪い個所へ読切ることなく手入れをしても損にならない)という、ゲームとしてみたときの短所があることを指摘した。そしてその問題に対して、手止りへ黒が打着した場合は黒が得点より1/2を減じ、白の得点に1/2を加えることによって解決されることを述べた。 この手止り1/2目のルールを中国式IIのルールに加えたものが台湾式ルールであって、ここに台湾式の特質がある。 |