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石の死活の定義を厳密に、しかも簡単に行おうとすることは想像以上に困難なことである。これさえ規定が作り得れば、日本式のルールの成文化も容易になる。ルールの研究者がそれに努力を重ねたけれども結局のところ厳密な規定を直接的に作ることに成功しなかった。 第2-19-1図の如き不完全な目(カケ目)だけで生きている石、これを生とすることに疑義をはさむ人は少いけれども、第2-19-2図の白を生石とする人は少いであろう。 |
第2-19-1図 | 第2-19-2図 |
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又第2-20図は白は自ら生きることは出来ないけれども黒からは一方だけを殺すことが出来る大変面白い例である。この如き白の一方を生と定義することは容易でない。 |
第2-20-1図 | 第2-20-2図 |
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第2-20-3図 |